こんにちは。松本です。
東京都中央区にてブルーレイ内蔵テレビの壁掛け工事を行いました。
テレビはSONYのBRAVIAシリーズで、KDL-46HX65Rです。ブルーレイ内蔵の為、本体重量は通常の46インチクラスよりはやや重い19kgとなります。
使用した金具はSANUSのVML10です。
金具の選定ポイントといたしましては、テレビの寸法や重量に対応しているか、と言うことと、壁に固定する際に不都合はないかの2点が重要なポイントとなります。
もう少し薄いタイプ(※VML10は厚み17mm)のML11(※厚み15.2mm)や、厚さは一緒で幅の広いVLL10なども適合しますが、取り付けに問題がないためコストパフォーマンスの点でVML10を選択しました。
工事の手順は大まかに以下のようになります。
- 施工場所の養生
- 壁の材質や、内部構造の確認
- テレビの壁掛け位置の確認
- テレビと金具のフィッティング
- 金具の取付位置の確認
- 金具の固定
- テレビの壁掛け
- 配線の始末
- テレビのセッティング(必要に応じて)
- 後片付け・掃除
まずは施工場所を養生します。これは床に傷をつけないようにするだけではなく、石膏ボードの切りくず等が散らばらないようにするためでもあります。また工程に応じて壁に対しても養生を施します。
壁の内部を調べるためにコンセントを外します。もちろんセンサーと併用しますが、中を覗くことができる場合は、やはり覗いてみた方が良いでしょう。
この時に、壁の内部のコンセントボックスのビス方向等も確認します。状況に応じてボックスまで外すこともあります。
テレビの壁掛け位置の確認は、テレビを実際に抱えてお見せする場合と、テープ等で形を作って確認をしてもらうこともあります。今回は今までご覧になっていたテレビと画面の下端を合せました。
また中心も取っていますが、これは金具を取り付ける際に役に立ちます。ただし、SANUSの金具の多くは、壁側の金具が多少左右にずれても、テレビを中心に取り付けることが可能な構造になっています。
実際にテレビと金具が合わさった時の状況を確認し、寸法も取ります。
金具の位置をさらにレーザーで墨出をしたのちに、実際に壁に取り付けていきます。
まずは仮固定をしたのちに、アンカー等を施工していきます。
今回は石膏ボードの中空壁ですが、こういった壁に安易に石膏ボード用アンカーで固定してしまうのは危険です。
石膏ボードのみにアンカーで固定した場合は、強度が弱いので地震の時や、万が一近くで転んでテレビに手をかけてしまった際など、比較的簡単に落ちてしまうことも考えられます。もちろん設置後はそういった外力を加えないということは必須ではありますが、万が一の時でもある程度の頑丈さを確保することは大切です。必要以上にコストをかけて人が乗ってしまえるくらいの強度を持たせる必要もありませんが、ある程度、という加減がとても重要になります。
石膏ボードが単体で自立していることはまずありませんので、石膏ボードを固定している構造材を探し、そこに専用のアンカーを使用して固定をしていきます。
金具の取り付けが終わったら、実際にテレビを引掛けます。
今回はソファーからの視聴と言うことで、取付位置も比較的低いのですが、それでもこのままではケーブルが目立ってしまいます。
とは言え、モールを使うほどではないかもしれないということで、とりあえずはケーブルの取り回しや長さの調整をし、最終的にはお客様の判断にゆだねることとなりました。
電源ケーブルが黒く目立ち、また形状の為前面に大きく突き出してしまっているので、後日延長コード等を使用して綺麗にされる予定だそうです。
この後は片づけ、掃除、伝票処理、ご精算をして終了となりました。
お客様にはお喜びいただけたようでなによりです。
今回のテレビの壁掛け工事料金は以下のようになりました。