こんにちは。松本です。
先日お伺いしたお客様宅で、特殊な取り付け方の事例があったので紹介します。
ご注文は最近特に多いCATV(ケーブルテレビ)からフラットアンテナへの切り替え工事でした。
今回の工事のポイントは大きく2点あります。
まず一つは上の工事料金表でわかるとおり工事料金が格安となっています。
これはCATV等で既に受信されていた方の場合、その多くがブースターを新設する必要が無いため、その設置費用がまるごと不要になることがあるからです。
今回は工事の際にちょうどCATVの工事の方がいらして、同時に工事を行いました。CATVの工事の方は配線を安全に外す工事なので、ささっと済ませていかれました。
その時に使用していたブースターをそのまま置いていかれたので、そのまま利用させていただきました。
2点目は写真を見てわかると思いますが、今回アンテナが設置されている場所はベランダの内側です。
ベランダの囲いが全て木でできていたことや、電波の受信状況が良かったこともこの設置が可能になった要因です。しかしこのフラットアンテナ(UAH800)は屋内での使用も想定していますし、壁や窓に囲まれた屋内よりも電波の受信環境が有利なのは言うまでもありません。
今回は極力外に見せたくないとのリクエストをいただき、色々と設置場所を検討した結果こちらになりました。
もちろんアンテナのすぐ目の前のスペースにはできるだけ物を置かない方がいいので、ベランダの使い勝手も考慮しなくてはいけません。
このベランダは3階だったのですが、単純に3階だから良かったということでもなく、最終的にはここで良い電波が取れたと言うだけです。
2階、3階のベランダ、東端、中央、西端の合計6か所を測定しましたが、電波の強さは以下の通りでした。
3階東端 > 2階東端 > 3階中央 > 2階西端 > 2階中央 > 3階西端
という複雑な状況でした。
この状況とお客様のご希望、設置状況等を考慮した結果今回の取り付けとなりました。
外からは全くと言っていいほどアンテナや配線がわからないように仕上げることができ、お客様には大変ご満足いただけました。
当初はU2SWL20での測定も行いました。
今回の設置場所西端では特に電波の質が悪かったのですが、U2SWL20の方がUAH800よりも質のいい受信ができていました。
弊社事務所での測定ではU2SWL20の方が質が低かったのですが、状況によってこのように変わります。
しかしながら大きな差が出ることはまれなので、U2SWL20とUAH800の選択はデザイン、色、取付状況等で決めることになります。
ケーブルテレビからアンテナ受信への切り替え工事はお気軽に弊社までお問い合わせください。