経済産業省は中小規模の工場やビルにスマートメーター(次世代電力計※1)やBEMS(ビルエネルギー管理システム|Building and Energy Management System※2)の導入による省エネを促す政策案をまとめたようです。
具体的には工場やビルが節電支援サービス事業者(※3)が提案したスマートメーターやBEMSの導入をし、節電目標をクリアした場合に国から報奨金が出るというもの。報奨金は補助金やエコポイントのような点数で受け取ることができる予定。
報奨金をもらえる基準は、今夏政府から提案されている15%減。
省エネを実現させるためにコスト負担を懸念してなかなか実現できていない中小企業への支援、スマートメーターやBEMSの拡大を狙ったものだと考えられる。
※1 経済産業省|スマートメーター制度検討会
安定供給と環境保全に向けた欧米の事例紹介~スマートメーター・スマートグリッド~(PDF)
※2 類義語にHEMS(Home Energy Management System)、BEEMS (Building Environment and Energy Management System)がある。
ECCJ|BEMSによるエネルギー利用管理技術
※3 BEMSの開発企業、BEMSおよびスマートメーター関連装置のメーカー、家電量販店、ESCO事業者等が想定されている。