こんにちは。松本です。
先日江東区有明で行ったテレビの壁掛け設置例をもとに、壁掛け設置の手順や内容をざっと説明したいと思います。
マーキングの仕方などはその場の状況に応じて色々なやり方がありますが、今回は2色の養生用テープを使用しました。
今度は壁の中の柱をセンサーで確認し、位置をマーキングしていきます。
マンションなどの場合間柱として木が入っていることはまれで、金属柱であったり、もともと全面的に補強が入っている場合もあります。
壁の中がどうなっているか全くわからない時は、既存のコンセントなどを一度外してその隙間から壁の中を確認することもありますが、最近はどの壁の中も断熱材がびっしり詰め込まれていてカメラを挿し込んでも見えないことがあります。
今回は特殊なアンカーを用いて設置しています。
金具を固定した状態できちんと水平になっているかの確認をします。
もし多少のずれがあった場合はこの段階でできるだけきっちり合わせる必要があります。ただしSANUSの壁掛け金具は機種によっては設置後に水平を合わせることのできる機能があるため、多少のずれがあっても実は大丈夫です。
今回のアンカーはボルトを使用しているのですが、金具が超薄型のため長すぎるとテレビにアンカーボルトが当たってしまうので、余分な長さをカットします。
実はこの工程がかなり大変です。
今度はテレビの背面にも金具を設置していきます。
実は作業としてはこちらが先で、ここでの取付状況によって壁側の金具の取付位置を調整しなくてはいけないこともあります。
またこの金具は基本的にはどう取り付けても大丈夫ですが、取り付け方によっては将来的に困ることもあるので先々を見越して取り付ける必要があります。
壁掛けにしたテレビにももちろん電源とアンテナ線の接続は必須です。
露出配線の方が通常リーズナブルなのですが、綺麗に見せるために壁の中を通す隠蔽配線を行うことが多いです。
そのため既存のコンセントを一度分解して、アンテナケーブルや電源を取り出します。
今回は左右の引き回しが長かったため、そのまま壁の中を配線することができませんでした。
そのため一部横引き部分をモールを使って配線しています。
このように横引きが長い場合などは全隠蔽配線ができなかったり、もしくは工事金額が高くなってしまうことなどもありますので、金額と仕上がりのバランスを考慮したうえでお客様と相談の上施工方法を決めさせていただいています。
最終的にテレビ周りはすっきりと配線の見えない仕上がりになっています。
またこちらで使用した金具の販売も行っています。
遠方の方や、ご自身で取り付けたい、もしくは金具だけ買って新築時に大工さんに一緒にお願いしたいという方も是非ご利用ください。
今回使用した金具はVLL10です。
壁掛けにしたテレビは東芝[42Z8000]です。
金具販売のサイトはこちらです。
WallMount.TV