こんにちは。松本です。
今日は先日お伺いしたお宅でのホームシアターの壁掛け工事をご紹介いたします。
荷物が残っている状態での写真ではありますが、とてもきれいな仕上がりになりました。
今回はパナソニックのVIERAにECLIPSEのスピーカーとの組み合わせの壁掛け設置、天吊設置を行いました。
天吊にしたリアスピーカーは白く、前面に配置したスピーカーは黒、とお客様のこだわりを感じます。
このECLIPSEのスピーカーは少し変わった形をしていていますが、コンパクトでスタイリッシュなスピーカーです。テレビがあまりにも薄いのでその対比が不思議ですね。
正面から見るとこんなにすっきりしています。
小型のスピーカーに奥行きがあるのが、見る角度によってわかるのが面白いですね。
コンクリートの壁によく似合っていますね。
ちなみにこのテレビは50インチですが、リビングが広々としているのでまだまだ大きくしても大丈夫そうな印象がありますね。
確かにここ何年かで急激に家庭内のテレビの大型化が進んだ気がします。テレビの厚みもブラウン管に比べるととても薄くなったので、設置容積を考えた時に今までよりもより大型にしても圧迫感が少ないのかもしれません。迫力は格段に増しますので、ブラウン管からのお買い換えのときは思い切って二回り以上大型化してもいいと思います。
スピーカーの壁掛けではこのように配線しています。
実はスピーカーを固定する台座を特別に加工しております。
メーカーの技術部の方と相談して穴開け加工を施しました。これがあってすっきりとした設置を可能としました。
設置する場所によってそれぞれ適した位置に穴を穿ち、面取りを施しています。
当初すっきりと配線穴などを隠す施工は困難に思えましたが、メーカーの方にも丁寧に説明していただき、今回の施工に至りました。
右側のスピーカーを設置する前の写真ですが、テレビの薄さと設置のすっきりした感じがよくわかると思います。
ちなみに今回のテレビは6本のアンカーで固定しています。
充分な厚みのあるコンクリートなので、通常のコンクリートアンカーで施工しています。アンカーにもたくさんの種類がありますが、その場所や用途によって適宜使い分けることが重要です。頑丈であればいいというわけでもなく、必要十分な耐力を実現し、コストを抑えお客様への工事費負担も過大にならないような配慮も必要です。
天井のスピーカーは天井の素材とマッチしています。このようにカラーバリエーションのあるスピーカーの場合には設置する場所に合わせたチョイスが仕上がりの良しあしに大きく関係してきます。
設備とインテリアの調和は大事にしたいですね。
お客様こだわりのホームシアターがほぼ完成です。
今回はアンプがまだ到着していなかったのでその音を実際に試すことはできなかったのですが、防音性能もいいコンクリートの御住居で存分にホームシアターをお楽しみいただけることを願っております。