こんにちは。松本です。
前回に引き続き最近急激に注目されているテレビの壁掛け工事について少し書きたいと思います。
実はテレビの壁掛けが注目されたのは、今回が初めてではありません。
最初に注目されたのは2001年に液晶テレビの代名詞とも言えるSHARPのAQUOSが発売された2001年あたりと言えるでしょう。
 


それまではブラウン管のテレビを天井から吊るす工事は多くあったものの、ブラウン管テレビは壁にかけるという発想はあまりありませんでしたね。定食屋さんや居酒屋さんで部屋の隅(角)に棚板を固定して乗せるということはあったのですが、今の壁掛けとはかなりイメージが違いますね。
 
話しは戻りますが、液晶テレビやプラズマテレビが発売された当初、どうして壁掛けが注目されたのでしょうか?
それは一つにテレビメーカーの戦略もあります。
当時の薄型テレビは今に比べると何倍もの厚みがありますが、重さもかなり重く、自立させるにはなかなか不安定でもあったのです。
それならば壁に固定してしまった方が安全であるという理屈は正しいと言えるでしょう。
 
そして薄型化の手段の一つとして、当時の薄型テレビのほとんどがチューナーは別になっていました。
更に驚くことには、当時の薄型テレビのなかでも大型機種の多くは「自立用スタンド(テレビの脚の部分)が別売りになっていた」ということです。ちなみに当時の自立用スタンドは現在の壁寄せスタンドのようなものも含めていくつかのバリエーションがありました。
通常の自立用スタンドが3万円弱で壁掛け金具がプラス1万円、工事費が5万円前後(中には10万円と言う会社もあったようですが)だったのです。パイオニアのフローティングスタンドと言う高い位置に設置できるものは、13万円しましたから、13万円出して高い位置に設置するよりも、10万円程度(金具込)で壁掛けにしてしまった方がかなりお得ですよね。
(参考資料:パイオニアプラズマテレビ商品概要一覧)
それでも当時は1インチ当たり1万円以上していましたので(40インチは100万円以上とか!)そのスタンド代や工事代もあまり高くは感じなかったのかもしれません。(最初のAQUOSは2001年1月1日発売で、ラインナップは13、15、20インチでそれぞれ8万8千円、15万5千円、20万円しましたが、これは格安の値段設定でした。)
 
また当時は「小型は液晶、大型はプラズマ」と言われていましたが、当時の大型とはおおむね32インチ以上のことを指していました。
さすがに今でも32インチが小型とは言わないかもしれませんが、大型と言うと少なくとも40インチ、中には60インチ以上を思い浮かべる方もいるでしょう。
 
当時はテレビの壁掛けを行う工事会社があまり知られていなかったため、比較的広いエリアから壁掛け設置と言えば弊社に依頼が入ったものです。個人宅向けに壁掛け設置を始めて10年以上経ちますが未だに落下事故などはありません。ですから自信を持ってテレビの壁掛け工事をお勧めしております。
新築の方だけでなく、テレビの買い替え時などは是非一度壁掛け設置を検討されてみてはどうでしょうか。
テレビの壁掛け設置料金表