江東区にて2014年発売の50インチVIERAを壁掛け設置してきました。
コンクリートが後ろにある壁だったので、コンクリートアンカーの設置も検討しましたが、今回はテレビの重量も軽く、軽量鉄骨3本に固定できているので簡易アンカーでの施工となりました。
なお、テレビにはブルーレイレコーダーを接続しており、配線は上下方向を隠ぺい配線としています。

いくつかのセンサーを使用して壁の中を確認し、軽量鉄骨のあるラインにテープで目印をつけています

いくつかのセンサーを使用して壁の中を確認し、軽量鉄骨のあるラインにテープで目印をつけています


まずは通常通りテレビの設置希望位置から、金具の設置位置を割り出します。
同時に壁の中の状況により、金具の設置位置を調整していく必要がありますが、今回は3本の軽量鉄骨に金具を設置することができたので、コンクリートアンカーを使用しませんでした。
また、壁の内側の懐部分が深かったことも判断基準の一つとなっています。

次の写真のように、壁掛け金具の設置値はテレビによって変わりますので、事前に確認をしておきます。

フラットタイプの壁掛け金具は、一般的にはこのように縦方向のテレビ側金具と横方向の壁側金具の組み合わせとなっています。

フラットタイプの壁掛け金具は、一般的にはこのように縦方向のテレビ側金具と横方向の壁側金具の組み合わせとなっています。

今回は簡易アンカーでの施工となっています。

今回は簡易アンカーでの施工となっています。


また、配線を隠ぺいにする場合は、壁の内側に充分なスペースが必要となりますが、今回は全く問題ありませんでした。
ただし、どこに穴をあけるのかはテレビの接続端子の位置や、配線方向、柱(今回は軽量鉄骨)の位置などをよく検討する必要があります。
今回は右にやや寄った場所への穴あけでしたが、穴あけ場所を検討するための条件は以下の通りでした。

  1. 電源ケーブルをできるだけコンセントの近くまで持っていきたい
  2. 電源ケーブルがテレビの右方面からつながっていて、実際に配線するのも右方向
  3. 柱(軽量鉄骨)にぶつからない位置
  4. テレビ側の金具(縦方向の金具)に干渉しない位置
  5. 正面から見てテレビからはみ出さない位置
  6. 電源ケーブルの繋がっている位置と同じくらいの高さ

穴あけ位置を決めるのにはいろいろな条件を考慮する必要があります

穴あけ位置を決めるのにはいろいろな条件を考慮する必要があります



下方向の配線取り出し位置は他のコンセントプレートの高さと合わせています

下方向の配線取り出し位置は他のコンセントプレートの高さと合わせています



下の穴は見えてしまう位置なので、追加でカバーを設置しています

下の穴は見えてしまう位置なので、追加でカバーを設置しています



上の穴はちょうどいい場所にあけられました。また、このようにSANUSの金具の多くは設置後の配線がしやすいようにテレビを浮かせた状態で支持できるようになっています

上の穴はちょうどいい場所にあけられました。また、このようにSANUSの金具の多くは設置後の配線がしやすいようにテレビを浮かせた状態で支持できるようになっています



モール配線は巾木の上に設置することも多いのですが、お客さまと相談して、まっすぐ真横に配線しています

モール配線は巾木の上に設置することも多いのですが、お客さまと相談して、まっすぐ真横に配線しています



ちょっとの隙間でも、配線が隠ぺいで仕上げられると見た目がすっきりしますね

ちょっとの隙間でも、配線が隠ぺいで仕上げられると見た目がすっきりしますね


今回はPanasonicのVIERA、TH-50AX800FとSANUSの壁掛け金具VLL10の組み合わせで壁掛け工事を行いました。
金具の大きさがちょうどよく、横幅も十分あったため軽量鉄骨に充分アンカーを打ち込むことができて強度を確保できました。
なお、金具の厚みはたったの17㎜しかないので、仕上がりはかなりすっきりしていますね。