川越市での事例ですが、屋根裏に八木式デザインアンテナの設置を行いました。
結果としては単純ですが、どうしてそういった工事になったかという経緯は意外と複雑な事情がありました。
屋外のアンテナ線引き込み口近辺で十分な電波が受信できており、小型フラットアンテナ(スカイウォーリーミニ)をそちらに設置するという選択肢もあり、もちろんその方が工事費用も安く済んだのですが、今回このような工事に至ったのには見た目の問題以外に原因があります。

十分広い屋根裏でもったいない空間のように思えますが、これも断熱性能に役立っています

十分広い屋根裏でもったいない空間のように思えますが、これも断熱性能に役立っています



今回も多くの事例と同様に浴室点検口の中にアンテナの分配器は設置されていたのですが、ブースター用の電源コンセントは設置されていませんでした。
こういった場合は部屋の中にブースター電源ユニットを置くか、新規にブースター用のコンセント工事(電気工事)を行うようになります。
今回はアンテナが屋根裏設置と言うこともあったため、屋根裏で電気工事を行っています。
もちろん、電気工事は国家資格である電気工事士(第2種で可能)が必要となります。
簡単な資格ですが、電気工事士の資格を持たずに電気工事をすると法令違反となりますのでご注意ください

簡単な資格ですが、電気工事士の資格を持たずに電気工事をすると法令違反となりますのでご注意ください


今回の工事のポイント

今回はアンテナ線取り出し口近辺での電波状況は良かったのですが、受信方向すぐ隣に家が建つことが決まっていたため、建築後の受信障害のリスクをできるだけ回避するために取り付け位置をいくつか検討しました。
壁面の一部が新しい家に影響を受けにくいと考えられ、電波も十分に受信できていたのですが、配線があまり美しくなかったので屋根裏(天井裏)設置をお勧めしました。
分配器は一階の浴室点検口内にあったのですが、幸い天井裏の中に配線が通っていたため難なく屋根裏に設置することができました。
実際に電波状況も壁面よりも強く、高さがある程度確保できているため、将来的に目の前に同じ高さの家が建っても影響は少ないと考えられます。
更に、屋根裏の中で電波測定をした結果、数値の高かった場所のうち、電波方向を見て目の前に立つ家に重ならないライン上でアンテナ設置を行っています。
結果的には屋外壁面では受信がギリギリだったTOKYO MXも十分問題ないレベルで受信できるようになりました。

今回フラットアンテナ(UAH810)で工事を行わなかった理由として、は四つのポイントがあります。

  1. U-LD3(剛弓)で十分受信できる
  2. U-LD3が設置できるスペースが十分ある
  3. 工事金額が若干安くなる(2000円)
  4. 屋根裏設置であるため、雨風の影響も受けず、また普段目にしない場所である

以上の理由でこちらのアンテナをお勧めしました。
また、ブースター用電源に関しましては、お客さまと相談の上新規電気工事を行うこととなったのですが、今回は屋根裏での作業がすでに確定しているため、わざわざ浴室点検口の中に電源を作らず、屋根裏の中で電源工事も行っています(※浴室点検口内で電気工事を行うと、点検口内作業量が余計にかかってしまうため)。

今回の工事金額です。

今回のアンテナ工事料金

八木式デザインアンテナ屋根裏設置


50760

  1. 八木式デザインアンテナ屋根裏設置(U-LD3) ¥20000
  2. 屋根裏作業(全身) ¥8000
  3. 地デジブースター(DU35M) ¥14000
  4. 電源工事 ¥5000
  5. 消費税(8%) ¥3760

※2014年10月現在の工事価格・消費税率


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